魅せるルーター、かっこいい。
TP-Linkは、次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi 7」対応のルーター「Archer BE900」を本日発表しました。
Wi-Fi 7は速度重視のWi-Fi規格
現在主流のWi-Fi規格は、Wi-Fi 5、6、6E。Wi-Fi 6Eになって、使用できる帯域が2.4GHz、5GHz、6GHzの3帯域になったものの、Wi-Fi 6からWi-Fi 6Eでは速度的にはそれほど高速にはなっていません。

そして最新の規格「Wi-Fi 7」では、通信速度が大幅にアップ。最大通信速度は46GbpsとWi-Fi 6の約480%にアップしています。そのほかにも、高速通信・多重接続・低遅延といった、通信速度を中心としたアップデートが行なわれているんです。
Wi-Fi 6Eが混雑緩和のためのアップデートだったのに対し、Wi-Fi 7は速度重視のアップデートなんですね。
Wi-Fi 7がリリースされるのは、2024年頃の予定となっています。
そして、このWi-Fi 7にいち早く対応したルーターを発表したのが、TP-Linkなのです。
LEDスクリーンが特徴的なかっこいいルーター

今回発表されたルーター群のうち、フラッグシップの「Archer BE900」は、これまでのルーターとはひと味違います。

まず目を惹くのが、前面のドットLEDスクリーン。展示ではメッセージが流れていましたが、ここには絵文字や天気、時刻、そして任意の文字列を表示させることができます。
また、タッチパネルがあり、そこで各種設定画面を呼び出すことができます。
これまでのルーターって、ネットワークの状態などは数個のLEDの色で判断するしかなくて非常にわかりにくかったんですけど、視覚的に各情報が見られるのはとても便利そう。

あと単純におもしろいですよね。設定はスマホアプリから行なえます。
デザインがクール

上下に2つのパーツがくっついたような形状になっていますが、上部はアンテナゾーン。12本のアンテナが最適な位置に配置されています。
今までのルーターだと、アンテナむき出しというものが多かったと思いますが(それはそれで強そうでかっこいいんですけど)、自分でアンテナを最適な位置に向けるのは意外と難しいもの。
でも、これなら何も考えなくてOK。手間いらずというのはありがたい。
Wi-Fiにも有線LANにも強い

また、有線ポートも豊富に用意されています。10Gbps SFP+ Fiber/RJ45コンボWAN/LANポートと10Gbps WAN/LANポートのほか、2.5 Gbps LANポート×4、1Gbps LANポート×1、USB 2.0ポート×1、USB 3.0ポート×1。
Wi-Fiだけではなく有線接続でも頼りになるルーターなのです。
その他、メッシュWi-Fiの規格「EasyMesh」に対応しているので、対応のルーターまたは中継機と連携させれば、家中をマルチギガネットワークで包み込むことも可能になります。
というか、すげえなこのルーター…。ニッパッパ(288kb/s)とか言ってた時代から考えたら夢物語だよ…。
発売は今夏。今から貯金だ!
「Archer BE900」は今夏発売予定で、想定販売価格は8万9800円(税込)となっています。
まだWi-Fi 7リリース前になるとは思うんですが、まだWi-Fi 5とかWi-Fi 6対応のルーターを使っている方は、乗り換える価値ありかと思います。
Wi-Fi 6Eで使えるようになった6GHz帯が使えるようになるのはかなりメリット。今のところ、6GHz帯はそれほど使われていないので、快適なんですよ。
6GHz帯は、開通したばかりでまだあまりクルマが走っていない高速道路みたいなもの。がら空きなので、Wi-Fi 6E未対応のルーターを使っている方は、一気にWi-Fi 7対応ルーターにしてもいいと思います。
それに見た目もかっこいいですしね。長い間、家でルーター使ってきましたけど、デザインで欲しいなと思ったのは、Archer BE900が初めてですよ。
発売までまだちょっと時間があるので、Wi-Fi 7貯金始めようかな。
Source: TP-Link