ほぼね、ほぼ。
電子インク・電子ペーパーといえば、電子書籍リーダーが身近な存在ですが、白黒に限らず目覚ましい進化を遂げています。
カラー電子ペーパーは今や当たり前だし、動画再生だってできちゃうし、今年のCESではBMWが車を電子ペーパーでラッピングするという奇抜コンセプトも出てきました。
まぁ、できるとなったらさらに高みを目指し、もっと映りをキレイにしていくのが目標になります。
最新版の電子ペーパーを発表
電子ペーパー企業E Inkが先日、最新版のカラー電子ペーパーパネル「Spectra 6」を発表。
これがほぼ液晶並みのキレイさなんです。
電子ペーパーは表示に時間がかかる、残像が残るというのが1番気になるところ。しかし、今はいったんそれは忘れ、どこまでキレイになっているかを見てみましょう。
それを知るには、まさにE Inkがデジタルサイネージ向けに開発するスクリーンがベスト(つまり一般消費者ではなくビジネス向け)。
コンテンツ書き換えに多少時間がかかったって、ポスター張り替えるよりは早いんですからね。
ほぼ液晶レベルのキレイさ
Spectra 6の技術仕様書はまだ公開されていないので、今わかっていることだけ。
Spectra 6はコントラスト比30:1の画質は最大200ppi。4色システムで再現可能色5万色以上だったGallery 3から進化して、Spectra 6は6色システム。
6色のパーティクルインクシステムになったことで、再現色がいつくになったのかは明かされていませんが、サンプル画像を見るとほぼ液晶レベルだといっていいかと。ほぼ、ね。

Spectra 6が消費者向け端末に搭載されるのはもう少し先かもしれませんが、街の広告で目にするのはそう遠くないはず。
Source: Eink