この個性的なインディーズマシンを1つ手に入れようという気になるでしょうか。それとも、暇つぶし程度のゲームならスマホのアプリでいいやと思うでしょうか。
Panicの3月7日発表によると、携帯ゲーム機Playdateの本体価格が上がりるとともに、専用のアプリストアが開設されサードパーティのゲームを見つけやすく、買いやすくなるそうです。
「専用アプリストアの開設」がニュースになる理由
約1年前に登場したPlaydateの自慢は、バンドルされた24本のゲームが週に一度、無線で配信されることでした。ハードウェアの目玉機能はTeenage Engineeringデザインのとび出すクランク。これのおかげで、ほかのゲーム機では体験できないようなユニークなプレイを楽しめます。画面がモノクロで、バックライトもなく、かつてのゲームボーイアドバンスみたいに見づらいこともあるPlaydateですが、任天堂が数年に一度もたらしてくれるのと同じくらい楽しくて新しいゲーム体験を届けてくれました。
Panicは値上げと同時にCatalogのサービス開始を発表しました。CatalogはPlaydate専用のオンラインゲームショップで、PanicのWebサイトだけでなく、Playdate本体からもアクセスできます。まず手始めに、Panicが厳選した16本のタイトルを提供。大部分は新作で、うち2本は無料です。
実はこれまでのPlaydateでもサードパーティのコンテンツや、任天堂のゲームボーイのような古典的システムのエミュレータを簡単にサイドロードして、バンドルされた24本のゲーム以外もプレイできました。しかし、Catalogの登場により、サイドロードってなに?という方でも簡単にPlaydate対応の新しいゲームを見つけて、アクセスできるようになります。
値上がりして約2万6000円に
でも悲しいお知らせも。179ドル(約2万3400円)だったPlaydateは、4月7日から199ドル(約2万6000円)になります。はい、20ドル(約2,600円)の値上げです。
PanicはWebサイトで「先日、製造協力会社からPlaydateの製造コストが上がるとの連絡を受けました。もとよりぎりぎりの利幅でやってきていましたので、これを機に、Playdateの価格を改定することにいたしました」と言っています。
決して値段が大きく跳ね上がるわけではありませんが、なんでもかんでも値上がりするこのご時世、ちょっとした文房具でさえ軽く20ドルはしますから、まだPlaydateを手に入れていない人は購入をためらってしまうかもしれません。もし買おうと思っているのなら、179ドルのうちがいいでしょうね。