知ってるようで知らないIT略語トップ10

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知ってるようで知らないIT略語トップ10
Photo: Bruce Rolff / Shutterstock

言われてみれば、よくわかってなかったよ!

1日に1回は「URL」って言っている気がしますが、その頭文字の意味ってなんだっけ??

3Gとか4Gとか5Gとか言うけど、そのGってなんだっけ。

人類みな「WiFi」を欲していますが、「WiFi」って何の略でそもそもどういう由来なんだろう?

今回は、知ってるようで知らない10のIT略語の解説をしていきます。この記事を読めばひとつ賢くなれるし、「ねえ、URLって何の略か知ってる?」って友達や家族にドヤ顔でマウントできるかもしれません。

1. URL

20230421URL
Image: shutterstock

URLとは、Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケーター)の略です。それ、初めて聞いたかもしれない。

つまり、サーバーやウェブサイトなど、インターネット上の資源(Resource)の場所を特定するための文字列または記号の並びのことです。

URLの構造はすべて同じで「統一(Uniform)」されているということで、郵便物を届けるための住所と同じ概念ですね。

2. LTE

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Image: shutterstock

LTEは、Long Term Evolution(長期的進化)の略で、まず、その意味すら知らなかった方、多いのではないでしょうか。

携帯電話における通信規格のことで、3Gと4Gの間に位置する規格でした。

LTEを4Gと呼ぶことが公式に認められたため、LTEを4Gとして提供するようになったそうです。だからLTEって最近なんか見なくなったんだな。

LTEを開発した当時は、携帯電話の通信規格の「Long Term Evolution(長期的進化)」の第一歩としていたんでしょうね。

3. API

20230421API
Image: shutterstock

TwitterのAPIが有料化とか、ChatGPTのAPI化されたものが公開されたとか言っているけど、APIってなんのこっちゃ? って思っていたりしませんか。

APIとは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の略で、異なるソフトウェアやアプリケーション間で機能を共有するための仕組みです。

たとえばFacebookは、何百万行ものコードでつくれらた相互接続せれた巨大なネットワークですが、そのシステムは控えめに言っても超複雑。

複雑なだけでなく、大量の企業秘密も存在していて、常に新しい機能を追加していく中で、常に内部変更が行なわれています。

デベロッパーが、さまざまな理由で(自分が開発中の)アプリを他のアプリに接続したい時に活躍するのがAPIです。

シンプルかつ情報漏洩リスクも少なく、デベロッパーがコードを変更を加えても、不要にシステムを壊す可能性も低くなります。

Facebookの例を続けると、Facebook広告システム、他のアプリからのプラットフォームへの投稿、(許可を得てからの)ユーザーの友人リストへの外部アクセスなど、APIを介してさまざまなシステムに接続してあらゆることを行います。

4. 2G、3G、4G、5G…

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Image: shutterstock

2G, 3G, 4G, 5Gの「G」は、「ギガ」だと思っていた方、それは大間違い。正しくは「Generation(世代)」!

これもまたLTEと同様、携帯電話における通信規格のことです。

より多くのデータ利用、より速いデータ転送を必要とするワイヤレス機器が常に求められているわけですが、システムが処理できる量には限界があります。

5Gが登場したときは、通信革命だ、やれ、スマートシティだ、なんて大騒ぎしていましたけど、それほどじゃあなかったよな。

5. Wifi

20230421Wifi
Image: shutterstock

Wifiは、Wireless Fidelityの略と思われがですが、実は違うんです

元々はHi-Fi(高忠実度)を意味するHi-Fiに由来しています。

WiFiは正式名称であり、業界団体であるWi-Fi Allianceの登録商標です。

6. HTML

20230421HTML
Image: shutterstock

今、まさにあなたが読んでいるWebページは、HTMLで作られています。

そのHTMLってなにかっていうと「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略になり、Webページを作るときの言語で、現在、インターネット上にあるウェブページのほとんどがHTMLで作成されています。

色やフォント、動画や写真などの埋め込みなど、さまざまな表現が可能なので、普通の「テキスト」では収まりきらないので「ハイパーテキスト」となったんですね。

HTMLは「この画像をここに入れて、このサイズにしてください」というように、ページを「マークアップ」するシンプルな言語です。

7. HTTP? HTTPS?

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Image: shutterstock

HTTPとは「Hypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)の略です。

先述のようにハイパーテキストはWebページのコンテンツを構成し、どのようにブラウザに表示するか指示するものでしたが、HTTPとはブラウザとサーバーが通信し、ウェブの情報やファイルをやりとりするための言語です。

HTTPは、ブラウザに「こんにちは、私はブラウザです。この特定のWebサイトを探しています」と言わせることができます。

サーバーは「こんにちは、ブラウザさん。私はサーバーです。あなたが探しているWebサイトはこちらです」と答えることができます。

HTTPの問題は暗号化されていないこと。そこで新しく安全なプロトコルが開発され、「Secure」の略である「s」が末尾につけられたのがHTTPSです。

HTTPSは、ブラウザとサーバーが暗号化された状態でやりとりするため、傍受されることはありません。

インターネットは徐々にHTTPSの普及が進み、現在では全ウェブサイトの約80%で使用されています。ギズモードも「https://www.gizmodo.jp/」だよ。

8. WWW「World Wide Web」ってそもそもなに?

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Image: shutterstock

World Wide Webとは、世界中のサイトをWeb(もともとは「蜘蛛の巣」の意味)のようにつなぎ、誰でも自由に行き来し、情報を閲覧・収集できる仕組みのことです。

インターネットが普及しはじめたころ、URLの頭に"www"とつける必要がありました。

遡ること1960年代後半、米軍は異なるコンピューターを同時に連携させるシステムの開発に着手しました。

そして政府、企業、大学などもそれぞれ独自のシステムを開発し、それらが一緒になってインターネットを形成するようになっていきます。

そこで、コンピューター同士が通信するためのスタンダードな方法が必要となりました。

1991年、ティム・バーナーズ・リーが、ワールド・ワイド・ウェブを考案しました。Webは、コンピューターがWebブラウザから、インターネット上のサーバーに保存されている文書やファイルにアクセスし、シームレスで相互運用可能な方法で誰もが互いの成果物を構築できるシステムです。

このシステムには、前述のHTML、HTTP、URLなど、さまざまな規格が含まれています。

Webは、コンピュータがウェブブラウザを使って、インターネットを使ってサーバーに保存されている文書やファイルにアクセスし、シームレスで相互運用可能な方法で通信することで、誰もが互いの仕事を土台にできるようにするシステムです。

9. SMS

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Image: shutterstock

SMSとは「Short Message Service」の略で、携帯電話でテキストメッセージを送るための昔からあるシステムです。

また、その兄弟であるMMS(Multimedia Messaging Service)は、画像やグループメールなどを送ることができるものです。

世界最初のテキストテキストメッセージ「Merry Christmas」は、1992年に送信されたという言い伝えがあります。

重大な欠陥があるにも関わらず、今も私たちは、この太古の文明であるSMSを今日も使っています。

iPhone同士でメッセージをやりとりする場合は、iMessageの暗号化通信プロトコルを使って送信できます。

また、Androidは、エンドツーエンドの暗号化やさまざまな機能を備えたRCS(Rich Communication Services)に移行しています。

しかしながらiPhoneとAndroid端末間となると、暗号化されていないSMSが使われるシーンが多くなります。これは完全にApple(アップル)が原因です

Androidを開発するGoogle(グーグル)は、この問題を解決しようとしていますが、AppleはRCSの採用も、iMessageの相互運用も拒否しています。Appleエコシステムの思想に反しているからなんだと思います。

10. RSS

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Image: shutterstock

RSSは、Really Simple Syndicationが有力説もありますが、RDF Site Summaryの略です。

Webサイトの更新情報やタイトル、見出し、内容の要約をまとめて配信する技術で、コンテンツのフィードを作ることが可能になりました。

そのフィードのアドレスをRSSリーダーというツールにいれると、すべてのコンテンツが集約されて自動更新が可能になります。

昔はRSSが流行っていて、多くのテック企業がRSSを支持していましたが、次第に企業戦略とあわなくなったのか、Google、Facebook、Twitter、そしてMozillaなど、RSSのサポートを終了していきました。

しかし最近ではRSS復興の兆しあり、Googleは2021年にAndroid版ChromeにRSSリーダーを追加しています。

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