手のひらをかざして支払いできる決済システム「Amazon One」、年齢確認も同時にできるように

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手のひらをかざして支払いできる決済システム「Amazon One」、年齢確認も同時にできるように
Image: Amazon

かざしてピっ。

2020年秋に発表されたAmazonの決済システムAmazon One。スマホもスマウォも不必要、手のひらを端末にかざすだけという生体認証の非接触決済システムです。アメリカでは、Amazonスーパーから導入がはじまり、今ではチェーンのカフェなど、利用できるところが少し広がっています。そのAmazon Oneが機能を拡大し、年齢確認にも使えるようになります。

購入と年齢確認を1度に

アメリカでアルコールを購入する場合、免許証などIDを提示する必要があります(21歳以上)。となると、Amazon One対応店舗なら支払いは手のひらですむのに、結局はお財布をあけてIDを出すことになります。なら、手のひらで年齢確認までできちゃえばいいね!というのが今回のアプデ。実際にバーやスーパーでお酒を購入する時にAmazon Oneを利用すると、年齢OKという表示とともにユーザーが事前登録したセルフィー(本人確認のため)が表示されます。

モバイル決済が進む今、年齢確認をその流れに組み込むというのは確かにとても便利です。利用するには、Amazon Oneのマイページに政府が発行する身分証の表・裏面の写真、確認用セルフィーのアップロードが必要です。

ただしIDという非常にセンシティブなデータをAmazonに渡すのは不安という人もいますよね。Amazonいわく、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO 27001に従い、このデータはAmazon Oneでは保存されないとのこと。

コロラド州デンバーからスタート

Amazon Oneによる年齢確認を最初に導入するのは、コロラド州デンバーにある野球場、クアーズ・フィールド。コロラドロッキーズのホーム球場です。ちなみに、非Amazon系列で最初にAmazon Oneを導入したのは、デンバーにあるレッドロックス公園&野外劇場だったそうで、デンバーという街はAmazonフォワードなんですね。

購入時のIDチェックが厳しい国では、決済と年齢確認のコンボサービス、今後進みそうな気もします…。

Video: amazon/YouTube

Source: Amazon