進化、止まらん。
Apple M3チップの噂がチラホラと出始めています。このチップはTSMC社が持つ3nmプロセスルールでの製造技術で生産されることが予想されています。これは、従来より細かい回路設計ができるようになり、消費電力を抑えながら高い性能が得られることを意味します。
そしてAppleはこの製造方法で作られたチップをiPhoneにも応用するかもしれません。どこまで細かくなっちゃうの〜。
TSMCの生産能力のうち90%をすでに予約済み
DigiTimeによると、AppleはTSMCが生産する3nm(N3B)のチップをA17 Bionicとして、iPhone 15 Proモデルに用いる予定。iPhone 14 Proと14 Pro Maxに搭載されているA16 Bionicと比較して、パフォーマンスは約15%高速化、電力効率は約35%向上する見込みです。
こうなるとM3チップも3nmになるのは当然の流れ。2023年後半に登場する(予定の)13インチMacBook Airと24インチiMacが、M3を搭載した最初のMacになるとみられています。順当に行けば2024年には新しいiPad ProがM3を、MacBook ProはM3 Proを搭載する流れです。
Appleリーク情報でおなじみBloombergのマーク・ガーマン記者も、2024年にはM3チップ搭載のMacBook Proが出る可能性があると述べています。12コアCPU、18コアGPU、RAM36GBのAppleデバイスがテスト中だそうで、これがM3のベーススペックになるそう。
ちなみにTSMCは改良型の3nmチップ(N3E)も開発中で、Apple以外の顧客はこちらを待っているそうな。つまりしばらくはAppleの独占が続くかたち。チップの取り合いが始まってるねぇ…。