火曜日に開催された開発者向けカンファレンス「Build」で、Microsoftが大きな発表を行ないました。
チャットボットAI「ChatGPT」上でMicrosoftの検索エンジン「Bing」での検索が利用できるようになると発表したのです。ChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」加入者は直ちに利用できるようになり、無料版でもまもなく提供されるとのこと。
(注:2023年5月24日7時45分時点では日本では有料版でもまだ利用できませんでした)
ChatGPTの弱点を補う機能が一般開放される

OpenAIはChatGPTがネット検索をして回答する機能をテスト開放していますが、使えるのは課金ユーザーのみでした。
ChatGPTの「2022年以降の事実に基づいた回答ができない」という弱点を補う極めて重要な機能ですが、どのような形で一般ユーザーに開放されるかは不明でした。
で、その回答がこちら、と。
ChatGPTで検索できるなら、Googleでは検索しなくなる

Googleはさらに苦しくなりました。先日、Google検索と生成AIの統合を発表してはいますが、まだ一般ユーザーが使える状態にはなっていません。MicrosoftがこのアップデートでGoogleから検索シェアを奪おうとしているのは明らかです。
「検索はすべてGoogle製じゃないAIで」という時代が近づいているのかもしれません。
Source: Gizmodo US