積極的に取り入れる派!
ニュースメディアサイト「Insider」の編集長Nicholas Carlson氏が、これからはニュース執筆にChatGPTを実験的に取り入れていくと発表しています。
とりあえずInsiderのライターたちが、社内のワークフローのどこにAIを入れていくのがいいかを試運転していくそうです。
社内報告では、Carlson氏はChatGPTやAIによって作成された文章を記事に入れないようにと通達しているそうです。
当初はサポート的に導入
AIは間違った情報や他の人が書いたものを持ってくる可能性があることも注意しながら、今のところはこのAI技術を実験として試していくとしています。Carlson氏はこう言っています。
「ChatGPTを何時間も試してみました。この技術を使うことで、より良いInsiderの編集長になれる気がしています。しっかり使ってみて思ったのは、AIは編集者、レポーター、プロデューサーの質をより高くしてくれるということです」
現在、Carlson氏はライターにAIを試験的に使ってもらい、日々のタスクにどう利用できるかなどのアイデアを共有しているそうです。記事のアウトラインを改善する、ミススペルを見つける、より良い検索結果を出すためのタイトル付けなどにAIを使っていくのがいいのではないかと提案しているそうです。
AIによる文章作成は時間が省ける利点もありますが、間違いなどの問題点が議論されているところですが、Insiderが初めてAIを取り入れたメディアではありません。
CNETも「Money Staff」が書いたという記事をたくさん出していましたが、実はAIに丸ごと書かせていた記事だったということもありました。
しかも間違いが結構あって、CNETのライターが訂正をすることになったり。でも、上手にライターの手間を省けるいい取り入れ方ができると、仕事もかなり効率化されそうですよね。