ニンテンドー ゲームキューブなどのクラシックなゲーム機をネットで購入するのは、ちょっとしたギャンブルです。
正常に動作するけど、当時の子どもたちに愛されすぎてボロボロなボディなんてこともあるでしょう。修繕するにしても、レトロなハードウェアを美しい状態に復活させるには時間がかかりすぎます。
ところが、手っ取り解決する方法があるのです。ピーター・ネッター氏がレゴブロックでコンソールを再現する様子を公開しました!
レトロゲーム機のボディをレゴ化
レトロなゲームハードウエアを専門に紹介するYouTubeチャンネルRetro Stash Repairsでも、ゲームボーイアドバンスSPの筐体をレゴブロックで制作する様子が配信されました。自由自在にハードウエアを再現できるツールとしてレゴブロックの利用価値の高さが紹介されています。
筐体にはゲームボーイアドバンスSPの折りたたみヒンジも再現されていますが、完成品は外側全面がレゴの凸型スタッドに覆われているため、快適に長時間ゲームするのは難しそうでした。
しかし、ゲームキューブの電子回路までレゴブロックで再現するのは難しかったようです。ここ数年でレゴはどんどん複雑になってきたにもかかわらず、引退してしまった、かの名高いレゴマインドストームロボットキットの電子部品でさえ、ゲームキューブのコンソールを再現し作動させるにはパワー不足だったのです。
レゴにはゲームキューブと同じパープル色のブロックはないので、色がブルーなのはご愛嬌。このレゴ製ゲームキューブを作動させるために、ネッター氏は本物のゲームキューブから内部機構を抜き出してレゴに移植させています。レゴの筐体は元のゲームキューブのものより一回り大きく仕上がっています。
コントローラは使いにくそう

名作と言われるゲームキューブコントローラをレゴブロックで再現しようとした試みはうまく行かなかったようです。
当初、コントローラの機構は、ゲームキューブコントローラの電子部品と同等の新たな部品を使った、100%独自のものを作ろうと計画しましたが、結局は元のゲームキューブコントローラの内部機構そのものをレゴで覆うことになりました。
ボタン類、ジョイスティック類、Dパッドなどはすべてレゴブロック製です。このコントローラは確かに作動します。ですがレゴ製ゲームボーイアドバンスSPと同様にとても手にはなじみにくそうです。ほんのちょっと何かが触っただけでバラバラにならないかなと心配。
ましてや八つ当たりされて放り投げられたら、スーファミのほぼ不死身だったコントローラとは違って、空中分解してしまいそうです。