全世界で600社が先行して使える!
AIにおいてガンガン攻める姿勢を貫くマイクロソフト。3月に発表されたばかりのMicrosoft 365 Copilotに早くも新機能がやってきました。
マイクロソフトの既存アプリに「Copilot(副操縦士)」としてAIを組み込み、さまざまなデスクワークをサポートするMicrosoft 365 Copilot。今回発表された新機能では、そのサポート力がさらにアップ。これ、正直アシスタント1人分くらいのパワーある!
<目次>
● PowerPoint:欲しい画像はAIが作って入れてくれる
● Whiteboard:ブレスト時に誰かがやらないといけないこと、やっちゃいます
PowerPoint:欲しい画像はAIが作って入れてくれる

プレスリリースのデモでは「メモとかポストカードがオシャレな感じで掲示板に貼ってある白黒画像」と文章でリクエスト。すると、その通りのいい感じの画像が複数提示されるので、あとは資料に貼りたいものを選択するだけ。神機能と言っていいでしょう。
OpenAIの画像生成ツールであるDALL-Eがパワポに統合されたんです。プレゼンテーションの作成中、Copilotに欲しい画像を文章でリクエストすると、適切な画像を生成して貼り付けてくれます。

そのほか、人間が書いた文章をチェックし、より読みやすいようにリライトしてくれたり、スライドのタイトルを自動生成してくれる機能もあり。要点が伝わりやすいよう、プレゼン資料として底上げしてくれます。
Whiteboard:ブレスト時に誰かがやらないといけないこと、やっちゃいます

自然言語でのリクエストで、Copilotがアイディアだしやまとめ、テーマ別にソーティング、ボード全体の要約までしてくれます。

つまり、チームのブレインストーミングのまとめ役になってくれるということ。また、Designer in Whiteboardを活用すれば、アイディアをその場で簡単にビジュアル化することも可能。
Outlook:言いたいことを伝わる形で書くお手伝い

メールの下書きをしてくれるのですが、ただの下書きではありません。扱いがセンシティブなトピックや時間がない中でメールする時、相手に的確に内容が伝わるようコーチングしてくれます。適したトーン(明確に・感情的になどを選べる)を選んでコーチ方針を決めます。これ、意図しないビジネスミスや誤解を減らすかもしれません。
OneNote:テキスト・画像・データ、なんでもAIがサポート

テキスト、画像、データすべてに対応して、リスト作成、アイディアだし、フォーマット別の情報整理、メモを箇条書きして別ページにまとめるなどなど、全方位的なサポート。
現在はアーリーアクセスプログラム中で招待制
上記の機能以外には、マイクロソフト版Notionとも言われるLoopでの要約機能も。また、Microsoft 365 E3/ E5カスタマー向けのSemantic Indexでは、求めるファイルを名前やキーワードで検索するのではなく、ファイルの概念(誰が作ったどういう内容のファイルか)まで深く理解して、要求に答えてくれる機能も追加されています。
よし、今すぐ使おう!という企業担当者さん、お待ちを。もともと超少人数(20社)のテスト版として発表されたMicrosoft 365 Copilotですが、今回のアプデではプログラムを拡大。世界の600社がアーリーアクセスプログラムの一員として利用することができます。しかも招待制。そして有料(現時点では価格は明かされておらず)。
Source: Microsoft