由緒正しい2ボタンマウスに見えるでしょ? ホイールじゃないけど縦スクロールもできるんですよコレ。
80年代のCGマシンとして世界中で愛されたマシンといえばMacintosh...ではなく、Amiga(アミーガ)です。
特にAmiga 500は数万円で買える価格。かつディスプレイは家庭用テレビでよかったし、マウスで直接描画できたし、3D CGアニメーションも作れるとあって、世界中の若きアーティストがこぞって手に入れたマシンでした。あとゲーマーも。
最初期モデルのAmiga 1000はアンディ・ウォーホルも使っていたし、ビデオ映像とCGをミックスできるVideo Toasterが登場してからは、テレビ業界・ライブ業界でも使われるようになりました。フジテレビの子ども向け番組『ウゴウゴルーガ』も、Amigaで映像を作っていましたね。

そんなAmigaに使われていたマウスを再現した「Tank Mouse」が発売されました。もともとはKickstarterで出資者を集めたクラウドファンディング企画だったけど、一般販売するにまで至ったのはおめでとうすぎますね。

オリジナルは有線の2ボタンマウスでしたが、Tank MouseはBluetoothもしくは2.4GHzワイヤレス。かつボタンの間にタッチスクロールバーが入っており、ブラウザなどの縦スクロールがしやすくなっています。

Amigaの実機と接続するためのユニットが同梱されたモデルもあるのが面白い。カラバリは白と黒、USBレシーバー付きのセットで39.99ユーロ(約5,900円)、Amiga用アダプタ付きで49.99ユーロ(約7,400円)です。
Source: Sordan