知らない人もいるかもね。
Microsoft(マイクロソフト)の開発者会議Buildで、密かに発表されたことがありました。それはWindows 11でのRARへのネイティブ対応です。
RARって何?
RARというのは、圧縮形式のひとつ。ZIPよりも圧縮率が高く、大容量ファイルを分割して圧縮できるのが特徴です。
「何それ、知らない」という人も多いかも。そう、最近はめっきり見かけなくなりました。でも、一昔前はかなり使われていた圧縮形式なんですよ。今でもヨーロッパ方面ではよく使われているようです
まだブロードバンド普及前、ナローバンドなんて呼ばれていた時代は、数十MBのファイルをネットを通じて送信するのも一苦労。
そんなときにRARで分割圧縮して、小分けにして送信することで、回線の負担を軽減していたんです。
また、解凍のためのパスワード設定ができたり、ファイルの破損時もある程度は修復できたりと、優秀な圧縮形式なんです。
さらば、WinRAR
ただし、Windowsではサポートしていない圧縮形式なので、圧縮・解凍にはサードパーティ製のソフトが必要でした。その代表格がWinRARです。
とりあえずRARファイルを扱うなら必須だったので、とりあえず最初にインストールしていた方も多いかもしれません。
でも、もうWinRARとはお別れかも。今までいろいろなファイルを圧縮・解凍してくれて、ありがとなー。
その他の圧縮ファイルもサポートするかも
Microsoftは、RARだけではなく、tar、7-zip、gzといった圧縮形式もサポートすると示唆しています。
今でもこれらの圧縮形式を使っている方もいるかと思いますが、今後はWindows 11上で特別なアプリなしで扱えるようになるでしょう。
まあ、最近はZIPが主流で、もうLZHとか使ってる人いないんだろうなぁ…。Macだとsitとか。
Source: engadget