長らくウワサの存在だったApple純正VR/MRヘッドセットがついに登場しました。
その名は「Vision Pro」、Apple自身はVR/MRヘッドセットではなく「空間コンピュータ」とカテゴライズしています。
先ほどまで開催されていたAppleの開発者向けカンファレンス「WWDC23」の基調講演の最後に、One more thing...(ワン・モア・シング)──つまりは本命中の本命として発表され、Appleの本気度がうかがえる製品です。

Vision Proは現実空間の上でアプリなどを開いて操作できるようになるデバイスです。さまざまなものを一般的なディスプレイよりも格段に大きく表示でき、空間的に配置することもできます。映画を観るのも楽しそうですよね。

そんなVision Proを米カリフォルニアで取材中の編集部員 綱藤(あみとう)が直接見ることができました。今回、装着は不可だったため、見てわかること・感じたことをお伝えします。
「小さい」

綱藤によると、「発表の映像よりも小さく見えた」とのこと。サイズとしてはOculus Questくらいだそうです。

「明るい」

前面はガラスのディスプレイになっており(装着者の表情を映す機能があります)、それもかなり明るいです。遠目からだとドット感もないほど精細。
「おしゃれ」

ハイブランドが出したスキーゴーグルといってぜんぜん成立しちゃう、そんな印象。

Apple Watch UltraやAirPods Maxのような高級感が写真からも見てとれます。
バッテリーをケーブルでつないで使う

Vision Proはバッテリーパックとセット。バッテリーには端子がひとつあり、USB-Cで充電します。

バッテリーパックからはケーブルが1本伸びています(取り外し不可)。先端はマグネットになっていて、Vison Proと接続、給電します。Vision Proに給電しつつ、バッテリーパックを充電、はできるとのこと。
Vision Proの価格は3499ドル(約49万円)。国内での発売日は未定ですが、来年末までには発売するとのこと。使い勝手が気になりますが…どうなんでしょうか。
Source: Apple