先ほどまで開催されていたAppleの開発者向けカンファレンス「WWDC23」の基調講演では、最強のデスクトップMacである「Mac Pro」が新しいAppleシリコンチップ「M2 Ultra」搭載でリニューアル&発売されると発表されました。
そんなMac Proを米カリフォルニアで取材中の編集部員 綱藤(あみとう)がチェックすることができました。今回は主にその特徴となる「中」をざっとお見せします。
超ハイパワーなMac

Mac Proはクリエイティブの専門家などの利用を想定しています。
特徴はやはりその心臓部のハイパワーさ。搭載されるのはCPU 24コア・GPU最大76コアのM2 Ultra。メモリも最大192GBで、ワークステーション級。Intel CPU時代の最強仕様Mac Proと比べて、3倍速く動作するそうです。
「拡張性」がポイント

Mac Proのもうひとつの特徴が4本のPCI Gen4スロット、後からスペックを変更したり自分好みのカード類などをつけられないのが基本のMacの中では珍しく、カスタムが効きます。

専門が動画であればカメラやモニターなどをつなぐSDI I/Oカードを挿せますし、オーディオの専門家であればDSPカードを挿せます。もちろん、ストレージを増やしてもOK。
M2 Ultraになった意味

デモでVFXソフト「Nuke」のAppleシリコン版が動いていたりも。Logic ProやDaVinci Resolve、BlenderにAfter Effectsなどさまざまなクリエイティブアプリがネイティブ動作するようになりました。より迅速に作業を進められるはずです。
でも見ててなんか笑っちゃった

Mac Proは104万8800円から6月13日発売で、こちらから予約できます。さすがに「選ばれし者だけが手に取り使いこなせるMac」ですね。
なお、Mac Proの中を見せる展示を見てきた一般Appleユーザー 綱藤は、「中身スカスカでおもしろかった」というスカスカの感想だけを残しています。