Vision Proを先行体験。ぼくの欲しかった写真機はこれでした #WWDC23

  • 23,214

  • author amito
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
Vision Proを先行体験。ぼくの欲しかった写真機はこれでした #WWDC23
Image: amito

Vision Proは多くの人にとって最高のカメラになる。

WWDC23で発表された空間コンピュータこと「Vision Pro」を実機で体験することができました。

体験前に書いた記事では、「空間コンピュータとは何か」に興味が湧いて考察したのですが、Vision Proを体験した今、まったく違う要素に夢中です。

230606_visioncamera
Image: Apple

それはカメラとしてのVision Proについて。

Vision Proには空間の写真や動画を撮る機能があります。複数のカメラやセンサーで立体的に空間の一瞬を切り取ることができるのです。

vision-button
Image: Apple
Vision Proの左上のボタンを押すといつでも撮影ができる

発表された直後は「ああ、”空間コンピュータ”だから空間を保存できるのね、ふーん。」と斜に構えてた自分もいました。しかし、いざ撮影されたサンプル写真をVision Proで鑑賞したところ、なんだか泣きそうになりました。実際に泣いちゃった体験者もいたそうです。

単なる3Dスキャンとは何かが違う

20230606_m8bhWZ3Z
Image: Apple

鑑賞したのは、2歳くらいの子供ふたりが、ソファの上でじゃれているだけの空間写真。

立体的にシーンが記録されていて、奥行き感もあり、やや横方向から見ても被写体の形が残っています。何よりVision Proのディスプレイ解像度が高いのでとてもリアルに見えるんです。うっかりすると汗の匂いまで伝わってきそう。

これ、完全に「家族の思い出写真」の上位互換だと感じました。

しかも、単なる3Dモデルを見ている感覚ではなくて、なぜかちゃんと1枚の写真だと感じるんです。Vision Proの写真が四角い限られた範囲をフレーミングして撮影される点がそう感じる理由かもしれません。空間全体をスキャンするのではなく、画角を決めてその瞬間を切り取る。まさに写真をとる所作と同じです(その操作は体験できなかったのですが)。

写真の文化が変わるかもしれない

230606_Visioncam-movie-1

Vision Proで撮った動画も鑑賞することができました。男女がパーティ中のテーブルをとらえた映像で、収録された音にもちゃんと奥行き感があります。

空間写真はその瞬間を思い出していると感じるのに対して、空間動画はその瞬間を追体験する感覚でした。いわゆる「エモさ」でいうと、写真のほうが強いですし、ライブ感でいうと当然動画の方が適している、そんな使い分けになるのかなと思います。僕は動画よりも写真を撮ってみたいと強く感じました。

間違ってもこれで一眼カメラが不要になるなんて言いません。でも思い出の記録としての写真にこれほど適したカメラは他にありません。僕のようにカメラマンでもなんでもない人が使うファミリーカメラとしてはこれ以上ないんじゃないでしょうか。普通の人が買うにはまだ高すぎますけどね。

Vision Proを先行体験。「ここが気になる」28個とその答え #WWDC23

WWDC23で発表されたAppleの空間コンピュータ「Vision Pro」。誤解を恐れずに言えばVR/ARヘッドセットにくくれると思いますが、空間コンピュー...

https://www.gizmodo.jp/2023/06/apple-vision-pro-experienced-wwdc23.html