今週金曜日、9月22日発売。
先週9月13日にiPhone 15シリーズとともに発表された、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2。Apple初のカーボンニュートラル製品としても注目されましたが、テクノロジー面もしっかり進化しています。
Apple本社で取材していた「ThunderVolt」の編集長村上タクタさんから届いた、2つのApple Watchの実機フォトとコメントをお届けします。

・実は、S9チップの導入が一番のビッグトピック。S6~8の3世代はA13ベースのチップだだったが、今回のS9は、一気にiPhone 14 Proで使われていたA16 Bionicのテクノロジーを導入している。
・処理速度が上がったから、急に目に見える変化があるデバイスではないが、ダブルタップの処理やオンデバイスの音声認識などで差が出るだろうし、今後Neural Engineを使った機能が増えるにしたがって、旧世代モデルはそこで時間がかかったり処理が重くなったりするはず。4nmプロセスルールのS9になった今回は買い時。

・ダブルタップは、従来のアクセシリビリティにあった、クイックアクションとはまた違うもの。基本的に、その時点でメインの選択肢となる操作に適用される。つまり、パソコンやスマホの操作画面でいえば、「一番大きいボタン」にあたる。

・Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2は、どちらも最大輝度が明るくなった。実は晴れた日の屋外などでは、視認性がだいぶ違う。試してみたければ、フラッシュライトを使ってみると、視認性の違いは明白。
・昨年Ultraを買った人が、今年買う必要があるかというのと、答えは『No』だが、S9チップが搭載された今年は買い時ではある。

・あと、SEの日本での価格設定の為替レートが安くなってる。若い人に活用して欲しいという戦略的な価格設定だが、お買い得であることは確か。ただし、あるていど年齢のいった人は、心電図アプリが使えたり、血中酸素濃度が確認できるSE以外のモデルがお勧め。身体の経年劣化によるトラブルを、しっかりと通知してくれるのはSE以外のモデルだ。SEはそういう心配のない若い人向け。
Source: Apple