刺さる人には刺さるかも。
本日公開された新しい「macOS Sonoma」。主要な新機能はWWDCでの発表レポートでまとめていますが、そのうちのひとつ。デスクトップへのウィジェットを試してみました。
iPhoneやiPadと同じく、Macでも画面の好きな場所にウィジェットを配置できるようになったのです。
画面にウィジェットを配置。手順はこちら
Sonomaにしたけど、ウィジェットどこから置くの? といろいろ探し回ってしまいましたが、意外とシンプルでした。

「画面の壁紙部分で右クリック」→「ウィジェットを編集」とクリック。

ウィジェットの編集画面が表示されるます。お好みのウィジェットをドラッグ&ドロップで画面の好きな場所に置けばOKです。
ウィジェットをデスクトップ置いてみた。ウインドウ操作の新機能との相性がいい!

とりあえずソレっぽいウィジェットをいくつかデスクトップに置いてみました。
なんだか新鮮! シンプルなデスクトップも良いけど、僕色々な情報が表示されている画面って嫌いじゃないんですよね。メカメカしいというか、未来的というか。
「でも、アプリのウインドウが重なるとウィジェットなんて見えないじゃん!」って言われたら…
うん、それはそう!
でも、そこを解決するため(かどうかはわかりませんが)Sonomaには新しいウインドウ操作のお作法が加わっています。画面の壁紙部分をクリックすると、ウインドウが画面端へブワァ!っと逃げるのです。

これまでF11キーに割り当てられていた(トラックパッドでは3本指で広げるジェスチャー)「デスクトップを表示」の機能ですね。これが、「デスクトップの壁紙部分をクリックする」というアクションでもできるようになったわけです。
おかげで、ウィジェットをちょっと確認したい時もマウス操作の延長でOK。ウィジェットが隠れて見えなくなるのは事実ですが、ウィジェットを見やすくする工夫がちゃんと用意されています。
デスクトップのフォルダへもアクセスしやすくなりました。 これまでは、頻繁に使うフォルダをわざわざDockに配置していたんですけど、この操作だったらその手間いりませんねー。
課題1:画面ぎゅうぎゅう勢とは相性が悪いかも

ウィジェットが見やすくなる工夫があるとしても、画面をぎゅうぎゅうに使ってしまうと死に機能となります。
上が僕の執筆時の画面レイアウトなんですが、ウィジェットを出そうと思ったら、画面に残された僅かな背景の隙間をクリックしないといけません。これが手間。

ウィジェットは見たいし、ウインドウも並べたい。
と考えた末、暫定的ではありますが画面端にウィジェットを1列に並べるスタイルに落ち着きました。
そういえば太古の昔、Windows Vista時代にこんなサイドバーガジェットがあったよなー。
…と、仲の良かった旧友の顔をふと思い出す。そんなノスタルおセンチな感情が滲んできました。そっかー、あれから16年かー。元気にしてるかな、Vista。今頃なにしてるんだろ。
課題としては、この画面配置にしても、ウィジェットエリアが不可侵になったわけじゃないので、ウインドウを動かすとウィジェットは隠れます。なにか良い設定やアプリがあれば良いんですけどね。
課題2:iPhoneとの連携はまだなのかも?

macOS Sonomaの紹介ページには以下の紹介があります。
iPhoneのウィジェットにMacからアクセス
連係機能により、あなたのiPhoneのウィジェットをデスクトップに追加できます。対応するアプリをMacにインストールする必要はありません。
確かにMacにはiPhoneにインストールしてあるアプリのウィジェットを追加できました。
ただし、どうも上手く「連携」しているとは言えません。
たとえば、YouTube Musicアプリのウィジェットを配置。使おうとすると「続けるにはiPhoneでYouTube Musicを開いてください」と表示され、Macから操作はできないのです。
そして、iPhone側でYouTube Musicを開いても何も起こりません。ちょっと…!
これ、僕の設定が悪いんですかね? 現状、ちょっと意味不明な機能となってしまっているので、アップデートでブラッシュアップされてほしいなって。
というわけで、macOS Sonomaのデスクトップへのウィジェット配置のレポートでした。
初日ということで、まだ深掘りできていませんが、デスクトップカスタマイズの幅が広がりますし、新しい「デスクトップの表示」操作との相性も良し。
壁紙も変わってなんだか新しいMacを手に入れたような高揚感が楽しめました。やっぱり毎年のOS更新はワクワクもんですね!
それではウィジェットを避けるアイコンたちの神回避でお別れです。

楽しい。
Source: Apple