iPhone 15/Proを買う理由まとめ

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iPhone 15/Proを買う理由まとめ
Image: Apple



本日9月15日21時からiPhone 15シリーズの予約が始まります(発売は9月22日)。

発表から数日、高価な製品ながらすでに購入を決めた人もギズモード編集部にはけっこういました。

この記事では「どのiPhone 15を買うのか、決め手になった部分はどこなのか?」をそういった人に尋ね、まとめてみました。


iPhone 15 Pro/Maxにする理由

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Photo: Florence Ion / Gizmodo US

iPhone 15 Pro/Maxを選んだ人は計6人。このタイミングで決めているだけあって、強いこだわりや明確な理由がある感じですね。

Pro/Maxは予約しないと発売日に手に取れない可能性が高いから、もう決めないといけない、というのもあると思いますが。

もっとも軽いPro。チタンゆえのメリットとロマン

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Image: Apple

挙げる人が多かったのが、フレームにチタンが採用されている点です。それによって軽くなってるのがいいよね、というのがまずあります。

iPhone 15 Proは本体にチタニウムが採用されたおかげで史上もっとも軽いProモデルになったのは非常に魅力的です。スマートフォンは毎日持ち歩くデバイスなので、軽ければ軽いほど嬉しいですから。

また、チタンは「ロマン要素」でもあります。

iPhone 15 Proは、iPhoneシリーズで初めてチタン合金を採用しました。チタン、好きなんです。堅牢性、軽量性、その手触り。もう全部が好き

(略)

チタンを使ったギアは高性能だしカッコいいし、積極的に使いたくなる。愛着が持てるんですよ、お高くても。

昨年デビューしたApple Watch Ultraもそうですが、チタン製品を合法的に日頃から纏えるなんて、もう嬉しすぎるんですよね…。

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Image: Apple

加えて、このチタンフレームの製造技術が興味深く、熱いという観点もあり。新技術にぐっとくる人もたまらない様子。

チタンフレームで軽量化!には喜びを感じつつも、面白みを感じるのはこのフレームの製造方法です。手に触れる外側の部分はチタン合金なのに、画面裏を支える内側の部分はアルミ製。つまり、二種類の金属が接合されているんです。そして接合には溶接ではなく「固体拡散」が使われているときます。

(略)

予想ではありますが、おそらく金属原子らの液状化現象のようなものです。チタンとアルミのパーツをすごい精度で作り、隙間なくハメ込ませ、真空か不活性ガスに満たされた空間でレーザーか電磁誘導で加熱することで、接合したい箇所のチタン/アルミ元素をズズズと混ぜあわせ、とても強固に接合させる技術です。面白い。これで強さ/軽さ/コストの三竦みを制したのでしょう。

「アクションボタン」が便利そう

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Image: Apple

iPhone 15 Pro/Maxだけの新機能としてさまざまな機能を割り当て可能な「アクションボタン」があります。これはけっこう便利そうです。

iPhone 15 Proはミュート切り替えスイッチの代わりにアクションボタンが追加されたので、今からどんな機能を割り当てて使おうかイメトレしています。

仕事ではインタビューをする際に「ボイスメモ」アプリを使うので、1回アクションボタンを押すだけですぐに録音開始できるのは便利ですし、プライベートでは海外旅行の場面ですぐに「翻訳」アプリを立ち上げて異国の方と会話するなど、シーンに分けて設定できるのも楽しみです(ショートカットを上手く使いこなせば可能性も無限にあるんじゃないかなって思いました)。

カメラ重視の人には「カメラ起動」を設定できるのが刺さりそう。

アクションボタンにカメラ起動を割り当ててすぐ撮れるのもぐっときました。

USB-C、2つのメリット

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Photo: Florence Ion / Gizmodo US

これはiPhone 15/Plusも共通ですが、ケーブルを手に取ったはいいけど、Lightning端子じゃない側だった…みたいな地味な一手間がなくなるのを喜ぶ声がありました。周辺機器もUSB-Cでそろえられれば、Lightningケーブルは持ち歩かなくてOKになりますね。

今までなら、新モデル発表のタイミングで値下げされた旧モデルという選択肢もあったのですが、今年は新作一択。その理由は明白で、USB-C対応ですね。これから4年使うなら、Lightningケーブルでイライラしたくない。充電しようとしたときの「あ、こっちじゃなくて!」がもうね、本当いやなの。

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Image: Apple

もうひとつのメリットが10Gb/sと高速なデータ転送です。これはiPhone 15/PlusとiPhone 15 Pro/Maxの差になっている部分で、撮った動画や写真などをPCに送って編集・管理したいという人に魅力的に写っている部分です。

撮った写真をUSB-CでPCに高速転送できるのも嬉しいところ(Lightningで1枚80MBとかいったりするApple ProRAWを転送するの、無理ありすぎだったんだよなぁ…)。

現時点の最新機能をすべて備えている

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Image: Apple

iPhone 15 Pro/Maxを選ぶ理由として「長く使うつもりだから、最新のいいのを」というのもありました。

修理する権利も叫ばれ、電子ゴミ減少の観点からも、1つの端末を修理・アプデしながら長く使いたいねという風潮が昨今強まっていると思います。なので、次買い替えるときは4年使うつもりでと思っていました。4年半いきたい。3年は絶対(スマホは年々高くなっていくし)。

(略)

で、長く使うならカメラもがんばりたいし、現時点での最新機能(アクションボタン)いっとくべきかの気持ちからProです。Pro一択。

「5倍望遠カメラ」だからPro Max

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Image: Apple

カメラ性能の高さが大きな理由になっている人もいましたが、今回編集部のそういった人はiPhone 15 Pro Maxを選んでいる感じ(Proを選んだ人も触れてはいましたが、カメラの比重が大きいのはPro Maxの人)。

特に注目されたのがPro Maxだけに搭載されている5倍望遠カメラです。

Pro Maxな最大の理由は120mm(5倍望遠)とかなり遠くのものを大きく写せるレンズ(カメラ)があること。

Proだと望遠は77mmになります。14 Proでも同じ77mmが使えて、試用したときにかなり使っていました。ただ、そのときに撮った写真を見返すと「もっと寄っていいな」という写真が多かった。望遠ではあるんですが、寄り切れなかったり余計なものが入ってきたりすることがまだ相応にある焦点距離でもあります。

ならば、開き直って120mmまでいってしまっていいのでは?と。

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Image: Apple

この5倍望遠カメラはApple独自の新技術によって実現されており、テクノロジー好きは興味津々。ロマン要素でもあるということですね。

Pro Maxはカメラ技術も面白いです。5倍望遠をスマホに収まるコンパクトさで実現するために「テトラプリズム」で光を4回も反射させて距離を稼いでいます。

Androidスマホにも1~2個のプリズムで1〜2回反射させる「ペリスコープ」がありますが、4回の反射をひとつながりの素材で実現するなんてのは聞いたことがありません。

カメラ性能がやばすぎて「映像機材」として選ぶ人も

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Image: Apple

見てください、この色調の豊かさ。

背景の部屋の壁も「どうだ、美しいだろう」と言わんばかりにわざとらしくカラフルにしています。カメラの色の表現の豊かさが目に見えて分かります。

(略)

とても自然で、パッと見シネマカメラで撮ったと言われても信じてしまうような仕上がりです。

これはYouTubeで公開されているiPhone 15 Pro/Maxで撮影されたMVを見たビデオグラファーの言。「一線を越えたな」と思わせるほどのカメラ性能とのこと。

「空間ビデオ」が撮れるようになる

iPhone 15 Pro/MaxはAppleが来年に発売すると発表した空間コンピュータ「Vision Pro」との連携を意識しています。

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Image: Apple

それから、カメラには年内に「空間ビデオ撮影」の機能が備わる予定です。ただの3D動画ではなく、視点をある程度自由に動かしながら見れる動画が撮れるようです。ちょっとくらいなら回り込めるので、あたかも空間ごと捉えたかのように感じられるという技術です。

Vision Proにも興味がある人はこの「空間ビデオ撮影機能」にも惹かれたようです。


iPhone 15にする理由

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Photo: Florence Ion / Gizmodo US

iPhone 15の購入を決めている人は2名(Plusは今のところおらず)。

進化点に注目してしっかり検討した人がいる一方で、わりかしゆるい理由で選んでいる人も。

「高画素のカメラ」が使いやすそう

iPhone 15/Plusの大きな進化点として「カメラの高画素化」があり、そこがひとつ魅力になっています。

ところが、先日、登山仲間にiPhone 14で撮った写真を見せてもらい、画質の良さに驚嘆。iPhone 15では、さらに画素数も大幅に増え、4800万画素にもなるのだとか。

広角撮影が多いアウトドアでは、後からトリミングがしやすい高画素のカメラが使いやすいので、これなら、登山で使用するカメラもスマホに統一できると考え、購入を検討するようになりました。

ざっくり言うと、細かいところまで綺麗に移り、欲しい部分だけ切り取ったりしてもガビガビにならないという感じ。さらに高画質になり、扱いやすくなっている感じですね。

「そんなにこだわりないけどスマホは最新のiPhoneがいいなぁ」に応えてくれる

「新しいiPhoneであればいい」くらいの気持ちで買うならiPhone 15になるかなというパターンもありました。

ぼくにとってスマホは、スマホとしての最低限機能があればそれで充分なんです。カメラ性能なんかは重視してません。

iPhone以外にも正直興味があんまり…。世の中のスマホの中でやっぱりiPhoneのルックスがいちばんかっこいいと思っているので。

この感じが強いのはiPhone 15です。消去法的に落ち着きやすいというか。

サイズについては、大きいと手に余るし、スマホでゲームしたり動画も見ないので、miniで充分だと思っているんですが、15の中でいちばん小さいサイズにしました。


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