iPhone 15シリーズで高位モデルとなるiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Max。発売日に手にしたユーザーからは、すでに複数の問題報告があがってきています。その1つは熱、端末のオーバーヒート問題です。
iOSとアプリが原因
オーバーヒート問題についてAppleが声明を発表。いわく、一部のiPhone 15 Pro/Pro Maxで起きている熱の原因は、iOS 17と一部のアプリのバグにあるとのこと。オーバーヒートはAppleも認識しており、ソフトウェアップデートで対応する予定だといいます。
Appleのいう一部のアプリは、Uber、Instagram、ゲームアプリのアスファルト9。これらのアプリはiPhone 15 Proに搭載されているA17 Proチップに負荷をかけていると報じられています。また、Bloombergの報道によれば、これについてAppleはすでにMeta(InstagramはMetaグループ)と問題を共有・相談しており、9月27日付(日本では9月28日付)のInstagramアプリアプデでMeta側が対応したはずだとのこと。
つまり、チタンや3nmプロセスのせいじゃない
一部のiPhone 15 Proユーザーから「端末温度が25度を超えた」「こっちは35度いった!」という声があがっています。充電中やハイグラフィックなゲームプレイ中にオーバーヒートしたという人がいれば、何もしてなかったのに熱くなったという人もいます。一方で、自分のiPhone 15 Proはなんともないよという人もいます。
Appleは問題報告当初、iPhone 15 Proを受け取って最初に起動するときは、データ移行の影響もあり熱くなりやすいかもとコメント。チタンフレームや3nmプロセスの新チップに問題があるのでは?という指摘は一蹴しています。
ユーザーのクレームにたまにめちゃ冷たくなるApple
ちなみに、過去にも発売されたばかりのiPhoneで問題が発生したことがあります。iPhone 4で電波が悪いという声があがったとき、当時のスティーブ・ジョブズCEOが「持ち方が悪い」と言ったのは有名なお話。めちゃくちゃ独特なジョブズ持ちが話題になりました。
AndroidでAppleのiMessageが使えないというユーザーからの長きにわたる不満には、ティク・クックCEOが「お母さんにiPhone買ってあげればいい」とこれまた一蹴。
今回は一蹴せずに、iOSをアップデート予定。近々、オーバーヒート問題は解決されるはず。