AppleはARMベースのMac用プロセッサ開発に興味アリ!?

Image: Apple

あのベンチマーク結果を見れば、そうなりますよね。

「iPhone 8/8 Plus」や「iPhone X」に搭載され、脅威のパフォーマンスを叩き出した「A11 Bionic」プロセッサ。そんなAシリーズプロセッサの性能をiPhoneやiPadに押し込めておくのはもったいないと思ったのか、Apple(アップル)はARMベースのMac用プロセッサに興味を持っていることが報じられています。

Nikkei Asian Reviewによれば、AppleはMac用プロセッサだけでなくiPhone用のモデムチップ、ディスプレイ関連のチップの製造にも興味を示しています。その理由は、Intel(インテル)やQualcomm(クアルコム)への依存を減らすため。こう聞くと、AppleがImaginationとのライセンスを今後打ち切り、GPUの独自開発に舵を切ったことを思い出されます。

またAppleは、現在Mac用のプロセッサ供給を完全にIntelに頼っています。これはPC向けプロセッサ業界が長らくIntelの独走状態だったために仕方ないといえばそうなのですが、Appleが代わりの選択肢を手に入れれば自社製品に利用できるだけでなく、Intelとの交渉でも有利な立場になることが予想されます。

Mac向けのARMプロセッサの噂が登場したのは初めてではありません。ただし今回は、Appleによる独自プロセッサの開発は「人工知能(AI分野)」で他社を引き離し、さらには次世代のディスプレイ技術にも関わっていると、意味深な新たな情報が伝えられています。確かにA11プロセッサには機械学習機能を担当する「ニューラルエンジン」が組み込まれていますし、MacBook ProのTouch Barにはコントロール用のARMプロセッサが搭載されています。Appleはこの動きをさらに推し進めようとしているのかもしれませんね。

プロセッサ設計から始まり、徐々に周辺部品までもを支配下に置こうとしているApple。将来的には、Appleが部品の設計から製造まで全てを担当したiPhoneやMacが登場するのかも!?



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Source: Nikkei Asian Review via MacRumors

(塚本直樹)

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