PCから抜いた瞬間ロック状態に。
仕事を持ち帰らせるのに、USBメモリーは社外に持ち出しちゃダメって会社が少なくないという話を聞いたことがあります。それもこれも、先人たちがやらかして、大事な企業データを記録したメモリーを紛失してきたから。携帯しやすい反面、小さいのでなくしやすいのもメモリー・スティックの特徴なんですよねぇ。
ということで、I-O DATAから待ちに待ってたパスワードボタン搭載のUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0)対応のセキュリティUSBメモリー、「ED-HB3シリーズ」がお目見えしました。
セキュリティーの強い味方
これはもうシンプルに0~9までの暗証番号を打ち込んで、予め設定していたパスワードで使用可にする、というもの。ロック解除ボタンで解除されればLEDが緑色に光り、その電力はPCに2時間差し込んでいれば勝手に満タンに充電される仕組みとなっています。
解除はコンピューター側でソフトを使うものではなく、物理的にメモリー・スティックで施錠と解錠を行うのがポイント。USBポートがある機器なら、ほとんどのものに対応できるのが強みです。
もしパスワードを忘れたら?
パスワードは7~15桁の数字を設定することとなり、それが何番だったか忘れた場合のために管理者用パスワードも記憶させておくことが出来ます。それに10回連続でパスワードを誤入力すると、データへのアクセスができなくなってしまうシステムを採用しており、そうなったら専用ソフトで初期化か再フォーマットをする以外ないのだそうです。
もし分解されたら?
たとえケースから中身を取り出したとしても、記録されているデータは「AES-256bit」方式により自動で暗号化されています。なのでパスワードを解読できない限り、悪用できないってことなのです。
「ED-HB3シリーズ」の仕様は8G、16G、32Gと64Gの4種類。いずれもオープン価格で、6月中旬に出荷が予定されているとのこと。これを導入すればもう、人の手に渡ってヒミツが漏洩することはありません。とはいえ紛失してもまた出てくるかは、別の話ですけどね。
Source: I-O DATA