ジャンプも得意。バランス感覚抜群の2輪ロボ「ASCENTO」がキモカワいい

  • 岡本玄介
Image: Ascento/facebook

ちょっとだけ『スター・ウォーズ』のAT-STっぽい?

スイス連邦工科大学チューリッヒ校で学士号取得を目指す生徒たちが、最後の年に知識と技術を結集し、卒業制作にと車輪を履いた2脚ロボット「ASCENTO」を作りました。

開発期間は2017年からの1年間で、機械工学科の8人と電気工学科のひとりによる9人だけで、セグウェイみたいなロボを完成させたのです。

バツグンのバランス感覚

トラスフレームの脚が近年のバイクっぽくてイカしますね。片足だけ持ち上げてもイジワルで押されてもコケないどころか、ジャンプも得意でスケボーすら乗りこなしてしまいます。

「ASCENTO」の重さは10.4 kgですが、垂直跳びの高さは40cmまでジャンプができます。最高時速は8kmで走行し、フル充電で1時間半の連続可動ができるよう造られています。

ということで、焼き立てのピッツァを届けるのだって、自慢の安定感でカンペキにこなします。

操作は遠隔操縦だけでなく、カメラなどのセンサー類を駆使して自律走行が可能で、3Dマッピングをしながら走るのだって問題なし。

決め手はやっぱりこの脚

車輪にはハブモーターが搭載され、ポリ乳酸プラスチックで3D印刷された脚はショックアブソーバーの役割りを果たすだけでなく、バネのように弾んで1段ずつ階段を登ることも可能。太ももにあたるフレームは2本の骨格で剛性を高めています。

そして言わずもがなですが、2本の脚は独立しているのでデコボコや高低差のある場所でも問題ありません。またNEW ATLASいわく、第2世代になって脚は頭脳を持つようになったとのことで、横からの衝撃でも倒れないよう踏ん張れるようになりました。

その他の車輪付きロボたち

かつては大きな1本腕を持つボストン・ダイナミクスの水飲み鳥みたいな「HANDLE」や、ケンタウロスみたいな人馬一体のイタリア発の災害救助ロボ「Centauro(チェンタウロ)」、そして車輪が付いてローラースケートみたいになった犬型ロボット「ANYmal」、さらにはホバーシューズを習得したダチョウ脚のロボット「キャシー」といったロボットたちを取り挙げたことがありました。

やっぱりガチャンガチャンと歩くよりも、コロコロと車輪で進んだ方が行動範囲も移動速度も格段に向上するんですよね。多くのロボットは災害救助や被災地の偵察などを主な目的としているため、デコボコの激しい場所でも迅速に動けるロボットが最も需要を満たせるのかなと思います。

Source: YouTube (1, 2), Instagram via ASCENTO via NEW ATLAS